2010年2月7日日曜日

根幹は多分みな同じ

馬場と障害。
どちらも単独では進められない事がようやく最近、分かってきました。
と言うか馬場の基礎が出来ていないと障害やっていてもどこかで無理が来るでしょう。
両立。
はあ・・・またまた両立させないといけない項目がふえたぁ・・・
そもそもは外乗したいだけでウマに近づいたのになぁ・・・
もっと最初のきっかけはクラブ併設の貸農園を見に行っただけだったのに・・・
迷路です。

さて、両立しなければならないのならば1日のうちで馬場・障害の2鞍取りしかありません。
まあ、障害と言っても最初は横木通過なのでさほどこたえないでしょう。
と思ってレッスンを取ってみたところ
「・・・配馬があんまりだぁ・・・・」
馬場は動かない&跳ねまくるR号。
障害はサスペンション固ったいE号・・・第一、E号って障害馬か??
初めから試練です。

馬場はしんがり務めなので様子見しながら進みます。
真ん中のT号がいやいやモードに入ってしまったのでR号もお付き合い
・・・しちゃぁいけないんですがね。
T号、次の枠でベテランさんが乗った途端、きりきりぴゅんぴゅん走り出す。
・・・詐欺みたいなもんだよなぁ・・・・

さて、障害。
ベテランの奥様には「E号で障害?やるの!?あはははは!」
と豪快に笑われ
指導員には
「E号で障害やっているの見たことないですよ・・・」
と言われ。
しかも、実はかなり以前だがE号で横木通過やらせてもらって
跳ねて落ちた前歴がある・・・告白はしないでレッスン始めちゃお。
鐙革の長さ調節と姿勢の話から。
「ツーポイントって無理ですから!」と端からばっさりのY指導員。
(ツーポイント≒モンキー乗り)
「あれってよほど若い人が相当やったら出来るかもしれないけれど普通、無理!」
競馬の騎手がやっている「膝・足首」2点で固定している乗り方だよね。
2009年7月に亡くなった騎手・調教師の保田隆芳氏が1958年に
アメリカで習得して日本に移植したとは聞いている。
「それ、アメリカ型。最近は欧州ではああいう乗り方はしない」
あれっ・・・先日、別の牧場の親方から同じ事を聞いたぞ。
「その最近のスタイルって膝を締めない?」
と尋ねるとそうそう、と言って私の脚の向きを指導してくれる。
ふくらはぎを馬体に沿わしてつま先は内で・・・・
おやおやっ・・・脚の型は和式と言われるやり方に通ずるのかも??

とにかくスタート。
後で聞くとE号昔々は低い障害はこなしていたとの事。
初めの1・2回は横木ごときで拒否られていたが
手綱の位置とかを調整しているうちに
E号「あ、これこれ。思い出した・・・」
と言った感じで跨いでくれた。
それにしても体の固さはクラブ1・2を争うE号。かなり苦しい。
手前を変えながらなんとか軽速歩での横木通過成功。
本日初日だし、ここまでで上出来だわ、と思っていたら
「はい、駆歩!」
・・・Y指導員先生、イケイケなんです・・・

「ただのバーだから!跳んではいないんだから!意識しない!!」
そうですそうですちっとも上にはむかっていないのですから
輪乗の途中に棒が落ちているだけと思ってぐるぐるぐるぐる・・・
それにしてもE号よ、何もない(筈の)処で横っ飛びはやめようね・・・
なんとか落馬せずに終了。

障害を早くから始めている人とか得意な人は
「ツーポイント」にこだわるのかな?
指導にもよるのだろうけれど。
「ツーポイント!ツーポイント!」と叫ぶ人が多い気もする。
でも、それも時代の流れで変遷してしまうのならば
どうしたらいいんでしょうね?
「(保田隆芳氏がアメリカから持ち込んだ騎乗スタイルの)お陰で
日本の騎乗技術は10年進歩した」と名馬シンザンを育てた
武田文吾調教師は語ったそうです。
その保田氏のスタイルは今後、評価が変わるのでしょうか?
逆に、保田氏以前の騎手はどういうスタイルで乗っていたのか?
自分の騎乗姿勢が固まらないうちにあれこれ考えだけは巡ります。

西洋式、東洋式。馬場、障害、外乗。
いろいろあります。
道具も違えば重心の位置だって全部違う。
馬に対する考え方、要求するものも全部異なるから歴史も違う。
それでも指導を聞いているとどこかに根幹的な
共通事項があるような気もします。
当たり前の話ですが馬の動きが、スタイルが云々の前に
自分の体、特に体幹部の安定が第一義であり全てなのかもしれません。

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