2010年1月9日土曜日

金剛山から御所へ

家人が腰痛でへばってからほぼ一年。
六甲山歩きでリハビリを継続、日常生活に支障が無いレベルに回復したのは
結構なのですが・・・あろう事に
「六甲山はもう飽きた。金剛山に連れて行け」と放言。
・・・・飽きるほどは六甲山に行っていないだろ!!!
そもそもこの時期、金剛山の頂上がどういう状況かまったくご存じない様子。
あっそう・・・連れて行って差し上げますよ。



頂上はこんな↑感じでした。
私も金剛方面に入るのが5-6年ぶり、かつ雪山今シーズン初だったのでへばり気味。
そこはM的精神を搾り出してなんとか頂上にたどりつきました。
思ったよりは雪があります。樹氷もきれいです。大阪平野が見下ろせるこの近距離で
こんなに景色が変わってしまうのが信じられません。

寒いわ滑るわですが風は弱く、日差しが出ると本当に穏やかな「雪山日和」です。
家人はやたらと感動しております。
「初めにこんなラクな雪山に上がって"雪山が好き!"とか思うと
後は遭難するだけだぞ」と一応、クギを挿します。すると
「これをいい思い出に最初で最後の雪山にする」と屁理屈をこねます。
困ったモンです。
金剛山は標高1125m。そりゃ、アルプスの富士山の冬季登山をやる方々には
「雪山のうちに入らん!」と言われそうですが
とにかく油断禁物です。そして非日常的風景です。

山頂周辺はごった返していましたが伏見峠方向へ進むと人影はまばらになります。
香楠荘でそばを頂き、昼休憩。
途中で尾根を降りて風の森バス停を目指します。これが・・・壮絶な悪路でした。
行きかう人が少ないのでしょう。道は荒れていてしかも中途半端な雪が残るため
悪戦苦闘しながら慎重に進みます。いたるところで植林の杉が倒れ斜面が崩れています。
植林したは良いがその後、間伐材としても商品価値が無くなり、放置され続ける山々・・・
(ここは下枝は打ってあり間伐もされているようでした。ただ、搬出する価値が
無くなったためそのままに打ち捨てざるを得ない状況なのでしょう)
日本全体の林業の衰退の一部を垣間見るようです。

標識に従って降りた一本道の筈なのに風の森バス停よりかなり北へずれた地区に出てしまいました。
目的地に合わせておいたコンパスがなんでずれ続けるのか?と不思議でしたが
コンパスは正解だったようです。地図読み、ルート取りの難しさを再認識。

国道24号線沿いの「かもきみの湯」にたどり着きました。14時過ぎです。
御所駅へのバスは15:47分発なのでのんびり出来ました。
冬も夏も山から降りて温泉、のパターンは必須ですよね。

御所の古い町並みを少し探索して帰途につきます。

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