2010年1月16日土曜日

古民家再生ボランティア

兵庫県篠山市で活動されているNPO法人「たんばる組」
その活動の一環として地域の古民家を再生すると言う取り組みがあります。
「古民家再生」はいろいろな要素、問題をはらみます。
経済的、地域的、人手の問題。
「なぜ古い家・町並みを保存するのか?」と言う
理念的な追求も求められます。

私は時々「お手伝いにきましたぁ・・・」
的な お気楽立場で
参加させてもらっています。

再生プロジェクトとしては4棟目になる
篠山城近くの現場に10時集合です。
夜の間に少し雪が積もったようです。
寒い日ですが思ったより参加者が集まりました。

本日の作業は建具の洗い出しと塗料塗りです。
障子紙を破ってはがして糊をふき取り乾かします。
ガラス入りの建具の方はガラスがなかなかはずせず
大苦戦を強いられています。












きれいになった建具に柿渋を塗ります。
伝統的な水性塗料で防腐効果もあるそうです。
水性なので扱いよい筈なのですが
それでも ムラやダマが出たりで難しいものです。

お昼は河原町の「栄亀堂カフェ」さんに連れて行ってもらいました。
重厚な内装と家具と光に囲まれる贅沢空間です。

















「古民家」と言っても様々。
それをどう再生するか?技術的、地域社会的な問題があります。
そして「再生」した後に「どう活用するか?」・・・
収益的な問題が発生します。建てて終わりではありません。
そんなお話を聞きながらおいしい和食ランチを頂きます。

大切なのは再建した後の「在り方」なのですが
私なんかは「解体楽しーや!!」程度の考えで参加しているので
考えも及びません。反省。

カフェの居心地があまりによかったのでまったりとしてしまいました。
午後の作業を急ぎましょう。

午後も作業内容は同じです。
障子の桟に柿渋を塗るのは実に細かい作業で難航します。

家人は裏手でなにやら別のミッションを敢行中。
こちらは柿渋+紅柄+煤の混合塗料を屋根板に塗れと
指示されたらしく、脚立に板を渡して高いところで悪戦苦闘。

紅柄の歴史、古民家ギャラリーなどの情報は
http://www.w-union.jp/19union/11nishie/sp.html
↑奥備中の大庄屋・西江邸のHPです。
紅柄だけではなく家屋や陶器などの多岐に渡る
資料、情報が満載です。
ここの訪問記はいずれまとめて投稿したいと思います。

16時過ぎ、作業終了。解散となりました。
夕闇が迫ります。

来週も作業があるそうですが我々は上京予定があり
参加不能・・・
残念ですが、このプロジェクトの時間遣いは
すごく長いものなので焦ってはいけません。
また行きましょう。

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